筑波山

筑波山ケーブルカー&ロープウェイ公式HPキャプチャ
画像引用元:http://www.mt-tsukuba.com/

関東の名峰・筑波山

万葉集にも詠まれ、富士山と並び称されることもある関東の名峰・筑波山。日本百名山の一つでもあり、上りやすい標高であることから登山・ハイキングスポットとしても人気がある場所ですが、古くから山自体がご神体として崇められてきました。

筑波山は茨城県のつくば市・石岡市・桜川市にまたがります。男体山・女体山の二つの山からなり、標高は男体山が871m、女体山が877mです。筑波山は水郷筑波国定公園に指定された保護エリアとなっており、動植物を持ち出したり、火器を利用したりといった行為は禁止されています。地元の小学生から外国の観光客まで、多くの人が訪れる茨城の人気スポットながら、綺麗な自然の風景が保たれている魅力的な場所です。

東京都内からもアクセスしやすい場所にある、パワースポットとしての筑波山をご紹介します。

日本神話由来の夫婦円満スポット

筑波山は山自体がご神体です。男体山はイザナギの尊を、女体山はイザナミの尊を祀っています。この二柱の神様といえば、日本神話で最初に結婚した夫婦。そのため、二柱がそろって祀られている筑波山は、夫婦円満、縁結び、家内安全、子授けなどのご利益があるといわれています。

筑波山の登山道入り口付近には、「筑波山神社」があります。境内にはご神木の大杉があり、直に触れます。どっしりと構えた大木で、活力が湧いてくると人気です。

男体山と女体山の間あたりには、霞ケ浦まで流れている「男女川(みなのがわ)」があります。百人一首の「筑波嶺の嶺よりおつるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる」という歌のモチーフにもなっている川です。古来から恋愛スポットとして知られていたのでしょう。

また、登山道の途中には石が積み重なっている場所があります。これは筑波山神社で祈祷された「願い石」で、願いを書いてその石を置くと願いが叶うといわれています。筑波山神社で販売されているので、ぜひ手に入れてくださいね。

筑波山のアクセス方法、参拝方法

都内から筑波山を訪れるには、高速バスかつくばエクスプレスを利用してつくばエクスプレス「つくば駅」に向かうルートが便利です。
つくば駅前のバス停からは筑波山に直行するシャトルバスが運行されています。
「筑波山神社入口」バス停から徒歩5分でケーブルカー「宮脇駅」、「つつじが丘」バス停に隣接する形でロープウェイ「つつじが丘」駅があるので、登山に自信がない方でも安心です。

筑波山についたら、まずは筑波山神社にお参りしましょう。山に入る前のご挨拶です。体力に自信がある人は、登山道を登って山頂を目指しましょう。地元の小学生が授業の一環で登ることもある初心者ルートもあるので、難易度は高くありません。自信がない人はケーブルカーかロープウェイを利用してください。

山頂からは、天気が良ければ東京スカイツリーも見えます。山の空気と山頂からの美しい景色に、パワーを貰えること間違いなしです。

ちなみに、筑波山の名物は「ガマの油」です。「ガマの油売り口上」として伝統芸能にもなっています。お土産にも売られているので、土産物店もチェックしてみてくださいね。

あなたへのおすすめ