下鴨神社

自然の神秘が生み出す京都のパワースポット「下鴨神社」

「下鴨神社」は世界遺産にも登録された由緒正しい神社で、京都三大祭りの1つ「葵祭」の舞台としても知られています。
境内には、12万平方メートルにも及ぶ「糺の森(ただすのもり)」が広がり、自然が豊かで清涼な空気に満ちあふれた神社です。
古くから京都の人々から親しまれてきましたが、現在では縁結びや美容にも霊験あらたかなパワースポットとして全国の女性からも大人気です。

下鴨神社は略称で、正式名称を賀茂御祖神社です。
賀茂川の下流側に鎮座するため、下鴨神社と呼ばれるようになりました。
対になる形で加茂川の上流には上賀茂神社がありますが、この2つの神社はもともとは1つの神社でした。
上賀茂神社のご祭神は「賀茂別雷大神」であり、下鴨神社にはその母親である「玉依媛命」と、祖父の「賀茂建角身命」が御祭神として祀られています。

不思議に満ちた下鴨神社の御利益の数々

下鴨神社には、御利益を授かることができる見所が多数あります。
まず、摂社として玉依姫命が祀られている「河合神社」です。
玉依姫命は美しい容貌で知られており、女性美を守る女神様として信仰されています。
この神社で授けられる絵馬は手鏡の形をしており、顔が描かれています。
その顔にふだん使っている化粧品でお化粧を施し、裏面にお願い事を書き記してお参りすると、外見はもちろんのこと、内面も美しくなるとのことです。

下鴨神社の末社である「相生社」に根を共有しながら樹立する御神木は、2本の木が途中から1本に結ばれており、縁結びの神様として有名です。
この御神木は現在で4代目となりますが、不思議なことに次世代の御神木が境内の「糺の森」に生まれているため、代々受け継がれて絶えることがないのだそうです。
京の七不思議の1つとして語り継がれています。

下鴨神社は女性だけではなく、男性にも御利益があります。
本殿間の近くにある印璽社は判子が神格化された神様が祀られており、大切な契約や人生の重大事の成功を願って、お参りする人が後を絶ちません。

下鴨神社の中でも特に有名なのが御手洗社で、境内に流れるみたらし川は、不思議なことに土用の時期が来ると自然と清水が湧き出します。
湧き上がる水泡をかたどった「みたらし団子」が誕生した場所でもあります。
みたらし池は厄払い、無病息災の御利益があるため、さまざまな行事が行われています。

電車やバスでのアクセスがおすすめ

下鴨神社へは、さまざまな公共交通機関でアクセスできます。
JR・近鉄の京都駅と阪急の河原町駅からは、地下鉄・烏丸線に乗り、北大路駅で下車しましょう。
市バス1番・205番で「下鴨神社前」か「糺ノ森前」で下車すると便利です。

京都駅からは市バス4番・205番で「下鴨神社前」か「糺ノ森前」下車すぐです。
京阪電車を利用される場合は、出町柳駅行きに乗り、出町柳駅から徒歩12分です。

京都の中でも特に古い歴史と自然を感じられる下鴨神社は、何度訪れても心が洗われるような場所です。
美しい自然の中で参拝すれば、きっと日々の疲れも癒されることでしょう。

あなたへのおすすめ