横浜関帝廟
横浜関帝廟とは
パワースポットというと、自然豊かな場所や秘境の神社仏閣、というイメージがある人もいるかもしれません。
今回紹介するのは、横浜の繁華街の中にあるパワースポットです。
「横浜関帝廟」(よこはまかんていびょう)は、横浜中華街の中心部にある色鮮やかな拝所です。中華街にあることからも分かる通り、中国に由来する場所。ここに祀られているのは「關聖帝君」(かんせいていくん)という道教の神様ですが、この神様は、三国志で有名な「関羽」なのです。中国では、関羽は神様として広く信仰されています。
横浜関帝廟のパワー
横浜関帝廟のご利益は、交通安全、商売繫盛、入試合格、学問などです。關聖帝君(関羽)は武将として有名ですが、政治家として経済にも精通しており、商売繫盛の神様としてとても人気があります。また、関帝廟にはその他4人の神様が祀られているので、様々なご利益を得られるのです。
横浜中華街がいつも賑わっているのは、関帝廟のパワーによるものなのかもしれませんね。
また、横浜中華街は風水的に縁起が良い立地とされています。そのため、街全体がパワースポットとも言えるのですが、その中でも関帝廟はほぼ中心部にあります。風水のパワーが一挙に集まってくるイメージができるでしょう。
横浜関帝廟へのアクセス方法、参拝方法
横浜関帝廟は横浜中華街のほぼ中央にあります。横浜中華街は入り組んでいて迷いやすいですが、横浜関帝廟に行く道は「関帝廟通り」と名付けられ、道中には案内プレートが随処にあるので、比較的探しやすいでしょう。「横浜大世界」正面の「天長門」が関帝廟通りの入口の一つです。
横浜関帝廟は、入場無料ですが、本殿で参拝するにはお清め線香を購入しなければなりません。詳しくは後述しますが、特に強い願い事がある人は、受付で「金紙」も購入しておいてください。
線香を購入したら、香炉に向かいましょう。線香は5本セットになっていますが、一気に差すのではなく、1本ずつ差してください。というのも、関帝廟には關聖帝君のほかにも4人の神様が祀られています。線香は1本ずつ、それぞれの神様にお供えするイメージです。それぞれの香炉の台に番号が書いてあるので、その通りに1本ずつ差せば大丈夫です。
その後、いよいよ本殿にお参りです。手前にあるお賽銭箱のところで日本の神社と同様にお参りすることもできますが、せっかくなので本殿の中に入ってみてください。本殿内での詳しい参拝方法は、本殿の柱に書いてあるほか、スタッフの人が教えてくれます。
また、本殿内ではおみくじも引けます。おみくじはくじ棒の入った箱を振る「神筈式」です。最初は戸惑うかもしれませんが、スタッフの人が丁寧に教えてくれますよ。
最後は「金紙」です。本殿の外に金紙を燃やす用の炉があるので、強い願い事がある人は受付で買った金紙をここで燃やしましょう。金紙には、神様へのお供え、願いが叶った時のお礼という意味があります。少々高めですが、どうしても叶えたい願いがある人は買ってみてもいいかもしれません。