鬼子母神堂

鬼子母神堂のご利益
江戸三大鬼子母神気のひとつ鬼子母神には、樹齢数百年以上(600年はくだらない)大きな御神木のイチョウがあります。鬼子母神は古くから安産祈願や子供が健康に育つよう人々を見守ってきました。境内に祭られているのは五穀豊穣、子孫繁栄のご利益を授けてくれるとしんじられている大黒天様です。大黒天様は七福神の一人です。右手に打ちでの小づち、肩に大きな袋を背負っている姿は世間でよく知られている姿です。実は大黒様の元がマハーカーラと呼ばれるインドの神様でした。破壊と創造の神シヴァ神の化身で、体の色は青黒い色をしており、破壊と戦闘をつかさどる神様でした。日本の神道ではあしはらのなかつくにを収めた大国主命(おおくにぬし)と協力して、豊穣と破壊の神として信仰されてきました。しばらくたち、大黒天は豊穣をもたらす意味の神としてまつられました。そして七福神の一人として、財福、食べ物の神様として知られるようになります。
鬼子母神堂のパワースポット大イチョウ
鬼子母神堂には樹齢600年以上あるといわれている大イチョウの気がそびえたっています。子供を授けるご利益があるパワースポットとしても知られており、御神木として人々に敬われてきました。
朱色所鳥居が立ち並ぶ武芳稲荷堂
鬼子母神堂境内にある武芳稲荷堂は朱色の鳥居が立ち並ぶ不思議な空間です。ここに祭られているのは、倉稲魂命(ウカノミタマ)です。後利益は豊穣、大漁、商売繁盛など産業をつかさどる神様です。豊島区景観重要樹木に指定されています。
鬼子母神堂へのアクセス
鬼子母神堂へは電車のみのアクセスになります。JR池袋線の東口、JR目白駅から徒歩15分。都電荒川線の鬼子母神前駅、東京メトロ副都心線の雑司が谷駅から約5分です。駐車場はありません。
大黒天が食べ物の神様だとはしらなかった
食べ物の神様と言えば古事記にオオゲツヒメがでてきましたが、七福神には入れなかったようです。オオゲツヒメはおなかのすいたスサノオノミコトに「食べ物をさしあげるから少しまっていてください」と言われるとありとあらゆる食べ物をスサノオに提供しました。スサノオノミコトはなぜそんなに食べ物がでてくるのか不思議におもいオオゲツヒメが食事を作っているところを見てしまい、あまりのひどさに怒り狂って切り殺めてしまいます。大黒天が食べもののかみさまになったのはオオゲツヒメが殺められてしまったからではないでしょうか。