諏訪大社

諏訪大社は長野県だけでなく、全国に25000社が分祀されている総本山です。ここでは、諏訪神社のご利益やアクセス方法などを紹介します。
諏訪神社の歴史
諏訪神社に祭られている神様は建御名方神 (たけみなかたのかみ)、八坂刀売神 (やさかとめのかみ)、八重事代主神です。諏訪神社に祭られている建御名方神は、なかつのこくを創出した大国主命とともに、名高い神でした。ところがある日、武甕槌命(タケミカヅチ)が天野高原から降りてきます。武甕槌命は降り立つと誰よりも先にあぐらをかき座ります。驚くことに武甕槌命は大国主命に対して「日本の最高神天照の孫神があしはらのなかつを治めるべき」と事実上のクーデター宣言をします。それをきいた大国主命はその場ですぐに武甕槌命へ返答せず、「わたしではなく、子供らにきけ」と言います。すると、武甕槌命は大国主の子供もとへ行きますが長男のもとへ行くと彼は海中に逃げて話どころではありませんでした。そこに大国主命の次男・建御名方命が現れ力比べをします。しかし、武甕槌命の力の方が上でした。その力に恐れなして、諏訪の地まで逃げ出します。武甕槌命は建御名方命を殺めようとしますが忠誠を誓えば命まではとらないといい、天野高原になかつのこくを譲り、建御名方命は諏訪にとどまりました。これが諏訪神社の始まりです。また、八坂刀売神は、建御名方神の妻で、古事記の中には登場しません。八重事代主神は兄の代弁者として知恵を授ける神様として知られています。
諏訪神社は厄払いの圧倒的パワースポット
諏訪神社がある長野県・諏訪市は御柱(おんばしら)や動物をいけにえにささげる御頭祭などの奇才が行われる場所としても知られています。ほかの地方にはない独特な信仰が伝わっており、さらに、地質学的にも日本のへそと呼ばれる日本アルプスのふもとにあります。地下にはフォッサマグナと呼ばれる地形構造があり、強力な力を蓄えている場所です。諏訪大社は厄払い、五穀豊穣、大漁、縁結び、勝負、開運、子授けのご利益があります。さらに諏訪神社は、生命力を表す象徴的なスポットとして全国から多くの人がお参りにやってくるパワースポットです。
諏訪神社へのアクセス
諏訪神社へアクセスするには、JR中央線と車を使うとアクセスしやすいでしょう。上社本宮・上社前宮へお参りに行きたい人は、JR中央線「茅野駅」下車後タクシーで約5分、下社秋宮・下社春宮へのお参りは、JR中央線「下諏訪駅」下車後、タクシーで5分です。
諏訪神社コラム
三大戦国武将の一人とされる武田信玄公は、戦場で諏訪南宮法性上下明神ののぼりを使うほど諏訪大社への信仰心があつかった武将です。武田信玄以外にも、徳川家康も諏訪神社を信仰していました。諏訪神社は、戦国武将にとって勝利や開運・勝負事には欠かせなかった神社です。